マイヒストリーの会 ~自分の半生を90分語り合い、聴き合う会~

「マイヒストリーの会」という普通の人々の半生を90分間聴くという活動で得た、生きるヒントをお伝えしています

一生に一度の主役のとき

マイヒストリーの会を

かれこれ3年も月1回か2回ほどやっているのですが、

なぜこんな大して儲かるわけでもなく、

(むしろ懇親会費用で足が出る場合すらある)

手間も多少かかるイベントをやり続けているのかなと

ふと考えることがあります。

 

大きな理由としては、

僕が人の半生を聴くことが楽しいということがありますが、

もう一つ、

「誰しもが一生に一度は主役になっていいんじゃないか」という

想いが挙げられます。

 

「主役」というと結婚式とか葬式とかが挙げられますが、

結婚式は主役とは言いながらも進行は全て決まっていて、

新郎や新婦が自由に語れる時間は10分もありません。

葬式はご承知の通り、当人は死んでしまっています。

 

そう考えると、主役になれるときって意外とないんですね。

 

それをマイヒストリーの会では基本的に自分の半生を話すという

縛り?はありますが、90分もの時間を語り部の時間として

与えています。

 

聴き手は語り部がどんな過去の経験を話そうとも、

基本的に黙ってただただ聴いています。

そんな他人に邪魔されずに90分語れる機会って

なかなかないのではないでしょうか?

 

今まで語ってくれた語り部の方たちも

それが分かってくれていたこそ、

その時間を大切にして、

自分の言葉で、出来る限り誠実にさらけ出して

くれていたのだと思います。

 

そしてその心を聴き手のみんなも分かっていて

大切に聴いてくださっているのだと思います。

 

そんな雰囲気が僕が好きで

続けているんじゃないかなと

書いていて思いました(笑)

 

ありがとうございます。

 

ではでは。