マイヒストリーの会 ~自分の半生を90分語り合い、聴き合う会~

「マイヒストリーの会」という普通の人々の半生を90分間聴くという活動で得た、生きるヒントをお伝えしています

不安や恐れからの守りの選択は止めておいた方がいい

よく見ている番組の一つに

NHK−BSの「グレートレース」というものがあります。

 

名前の通り、グレートなレースで

北極圏を何百キロと何日間も通して歩いたり、

荒野を何百キロも何日間も走り通したりと

人間の限界に挑戦するようなレースを特集しているものです。

 

僕はマラソンすら走ったことがないので、

参加者の方たちを尊敬の念を持っていつも観ています。

 

さて、先日の北極圏のグレートレースの番組で

印象的な出来事がありました。

首位を走ってた選手がチェックポイントで仮眠を取る予定でしたが、

まさに寝袋に入ろうとした時に

2位の選手が同じチェックポイントに入ってきました。

 

1位の選手は2位の選手を見て、焦った表情になり、

しばらく考えてから寝袋から抜け出し、

再び歩き出すことにしました。

 

1位を守りたかったからです。

 

しかし、焦っていたのか、

しばらく歩いてから先ほどのチェックポイントに

忘れ物をしたことに気づきました。

 

結局荷物をその場に置いて、

往復20分かけて取りに行きました。

焦りがミスを招いたのです。

 

自分の経験やこれまで聴いてきた様々な人のマイヒストリーを

振り返ってみると、

不安や恐れからの「守り」の選択は

あまり良い結果を生まないことが多いと感じます。

 

たとえ「守り」の選択をするにしても、

その元となる心には「積極性」や「主体性」が

あった方が良いと思います。

 

僕はたまに自分に言い聞かせることがあります。

「勇気が要る方を選べ」

 

なかなか、出来ないことでもありますが

読んでいただいた方の心にも何か響けばと思います。

 

ではでは。